マネーフォワードクラウド会計とは?料金・機能・使い勝手を正直に解説【2026年最新】

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「会計ソフトを導入したいけど、マネーフォワードとfreeeどっちがいいんだろう」——このサイトに来る読者からも、CRMと並んでよく出てくる質問です。使い比べた上で正直に書くと、マネーフォワードクラウド会計は経理担当者がいる会社に向いているツールで、「経営者が一人でなんとかする」よりも「経理の人が効率よく使う」場面で真価を発揮します。

2,500以上の金融機関と自動連携できて、複数口座のデータが自動で取り込まれる。この機能だけでも月次の仕訳作業が劇的に楽になります。ただし、freeeに比べると簿記の知識が少し必要で、「経理の知識ゼロで使いたい」という経営者には正直ハードルが高い面もあります。

この記事では、実際に使ってみてわかったこと——便利だった部分もそうでなかった部分も——を正直に書きます。料金プランの選び方・freeeとの違い・向いている会社の特徴まで、導入前の判断材料にしてください。

この記事でわかること

  • マネーフォワードクラウド会計の料金プランと選び方
  • 2,500以上の金融機関連携の実際の使い勝手
  • 実際に使ってみてわかったメリット・デメリット
  • freeeとの違いとどちらを選ぶべきかの基準
  • よくある失敗と防ぎ方
目次

マネーフォワードクラウド会計とはどんなサービスか

マネーフォワードクラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の会計ソフトです。2015年のリリース以来、導入社数は150万事業者以上に達しており、freeeと並ぶクラウド会計の二大勢力のひとつです。

個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード ME」で培った金融データの自動連携技術が、法人向けサービスにも活かされています。銀行口座・クレジットカード・電子マネーのデータを自動取得して仕訳に変換する機能の完成度は、競合他社と比べて一段高いと感じます。

マネーフォワードクラウドシリーズの全体像

マネーフォワードクラウドは会計ソフト単体ではなく、バックオフィス業務全体をカバーする複数サービスのシリーズです。

  • マネーフォワードクラウド会計——会計・帳簿・財務諸表
  • マネーフォワードクラウド給与——給与計算・明細配布
  • マネーフォワードクラウド勤怠——打刻・勤怠管理
  • マネーフォワードクラウド経費——経費精算・申請
  • マネーフォワードクラウド請求書——請求書・見積書作成
  • マネーフォワードクラウド契約——電子契約・書類管理

これらのサービスはすべて連携しており、「経費精算で承認された費用が自動で会計に反映される」「給与計算の結果が会計の仕訳に自動連携される」という形でデータの二重入力が不要になります。会計ソフト単体の導入でも十分な効果がありますが、複数サービスを組み合わせるとバックオフィス全体の効率化が実現します。

2,500以上の金融機関連携——これが最大の強み

マネーフォワードクラウド会計の最大の強みは、連携できる金融機関の多さです。都市銀行・地方銀行・信用金庫・クレジットカード・電子マネー・QR決済・証券会社まで2,500以上に対応しています。

地方銀行や信用金庫まで網羅されているのが特に重要です。競合他社では連携できない金融機関が多い中、地方の中小企業がメインバンクとして使っている信用金庫にも対応しているケースが多く、「うちの銀行が連携できなかった」という状況になりにくいです。

連携すると、口座の入出金データが自動で取り込まれてAIが勘定科目を提案してくれます。同じ取引先への支払いは2回目以降ほぼ自動で正確な科目が提案されるため、経理担当者の確認作業が大幅に減ります。

マネーフォワードクラウド会計 自動連携の仕組み

🏦 銀行口座
💳 クレジットカード
📱 電子マネー・QR
🛒 ECモール
自動取得
(最短翌営業日)
マネーフォワード
AIが勘定科目を自動提案
確認・承認
するだけ
📊 貸借対照表
📈 損益計算書
📋 試算表
🏢 部門別損益

2,500以上の金融機関に対応。データ入力の手間がほぼゼロになる

清算経理担当者

2,500以上の金融機関と連携って言っても、うちがメインで使っている地方の信用金庫が対応しているかどうかが心配なんですが……

アドバイザー

公式サイトに連携金融機関の一覧が掲載されています。無料トライアル期間中に連携を試してみて、自社が使っている金融機関が対応しているか確認するのが確実です。地方の信用金庫まで対応しているケースが多く、競合他社より連携幅は広いです。

料金プランを正直に評価する

マネーフォワードクラウド会計には主に2つのプランがあります。どちらを選ぶかで使える機能が大きく変わるため、契約前に必ず確認してください。

Small Businessプラン——月2,980円(税抜)

Small Businessプランは、会計・帳簿管理・財務諸表出力・請求書作成などの基本機能が使えます。金融機関との自動連携・AIによる自動仕訳・確定申告書類の出力も含まれます。

向いている会社:従業員15名以下・部門別管理が不要・まず会計業務の効率化から始めたい

注意が必要なのは、Small Businessプランでは部門別損益管理・プロジェクト管理が使えない点です。「部門ごとの採算を見たい」「複数拠点の収支を分けて管理したい」という会社は、最初からBusinessプランを選ぶ必要があります。

Businessプラン——月4,980円(税抜)

BusinessプランはSmall Businessの全機能に加えて、部門別損益管理・プロジェクト管理・仕訳の承認フロー設定・詳細な権限管理が使えます。

向いている会社:従業員15〜100名・複数の事業部門や拠点を持つ・内部統制を整備したい・税理士と連携して使いたい

月2,000円の差額で部門別管理・承認フローが使えることを考えると、成長フェーズにある会社はBusinessプランの方がコスパが高いケースがほとんどです。「最初はSmall Businessで始めてみて、後でBusinessに切り替える」という会社もありますが、移行時の設定変更の手間を考えると最初からBusinessで始める方が後悔が少ないです。

マネーフォワードクラウド会計 プラン比較

項目 Small Business Business
月額(税抜) ¥2,980 ¥4,980
金融機関自動連携
財務諸表出力
部門別損益管理
プロジェクト管理
仕訳承認フロー
向いている規模 15名以下・単一事業 15〜100名・複数拠点

※2026年5月時点。料金は税抜。最新情報は公式サイトでご確認ください。

経営者

SmallBusinessとBusinessで月2,000円の差ですが、最初はSmallBusinessから始めて様子を見てもいいですか?

アドバイザー

部門別管理が必要ないうちはSmallBusinessで十分です。ただし、あとからBusinessに切り替えるときに設定の見直しが発生することがあります。「将来的に部門別管理をしたい可能性が少しでもある」なら、最初からBusinessを選ぶ方が後悔が少ないです。月2,000円の差なので、迷ったらBusinessという判断でも問題ありません。

実際に使ってみてわかったこと

スペックや機能一覧では分からない、実際に触れてみて気づいた部分を正直に書きます。

良かった点——自動仕訳の精度が思ったより高い

使い始めて最初に感じたのは、自動仕訳の精度が想定より高いという点です。

銀行口座を連携した翌日から、入出金のデータが自動で取り込まれて勘定科目の提案が届きます。最初の数件は「これ合ってる?」と確認しながら修正しますが、同じ取引先への2回目以降は学習されてほぼ正確な科目が提案されます。「毎月同じ支払いが発生する固定費」は1〜2ヶ月でほぼ自動化された状態になりました。

複数の口座を持つ会社の場合、この恩恵はさらに大きいです。「A銀行の普通預金・B銀行の当座・法人カード3枚」すべてを連携しておくと、これらのデータが一箇所に集まって自動で仕訳候補が並びます。以前は各金融機関のサイトに個別ログインしてデータをExcelに転記していた作業が、ほぼゼロになります。

財務諸表の出力品質も高く、税理士への提出用・銀行の融資審査用の書類をワンクリックで出力できる点も実務では便利でした。

惜しかった点——freeeより簿記の知識が必要

使い込んでいくと「少し難しいな」と感じる場面がありました。

freeeは「借方・貸方」という概念を極力排除して、簿記知識がない人でも使えるように設計されています。一方でマネーフォワードは従来の複式簿記に近い形で仕訳を入力するため、勘定科目の知識がある程度必要です。

経理担当者がいる会社なら問題ありませんが、「経営者が自分で経理をやっている」「経理専任がいない」という会社では、使い始めのハードルを高く感じる可能性があります。「簿記3級程度の知識があれば問題なく使える」という感覚です。

もう一点、サービスが多すぎて最初に混乱しやすいという点も正直に書いておきます。会計・給与・勤怠・経費・請求書・契約と、一気に全部入れようとすると設定作業が膨大になります。まず会計単体から始めて、慣れてから他のサービスを順番に追加する方が無難です。

清算経理担当者

全部のサービスをまとめて契約した方がお得なんでしょうか?給与も勤怠もまとめてやろうかと思っているんですが……

アドバイザー

気持ちはわかりますが、まず会計だけから始めることをおすすめします。一度に全部入れようとすると設定作業が膨大になって途中で挫折するリスクがあります。会計に慣れてから給与、次に勤怠、という順番で追加していく方が定着しやすいです。

サポートの実態

メール・チャットサポートは平日9〜18時対応です。操作方法に関する質問への回答は丁寧で、ヘルプドキュメントも充実しています。基本的な操作の疑問はほぼ自己解決できます。

ただし、複雑な税務判断が絡む質問は「税理士にご相談ください」という回答になります。「これはどの勘定科目を使えばいいですか?」という税務判断の質問はサポート対象外と理解しておいてください。

freeeとの違い——どちらを選ぶべきか

マネーフォワードとfreee、どちらがいいかという質問には「誰が使うか」で答えが変わります。

経理担当者がいる会社なら、マネーフォワードの方が向いていることが多いです。 仕訳の自由度・部門別損益管理・金融機関連携の幅——これらは経理のプロが使う上でマネーフォワードが優位な点です。

一方でfreeeは「経営者が自分で経理する」「簿記の知識がない担当者が使う」場面に向いています。 借方・貸方を意識させない設計、レシートを写真で取り込む機能、確定申告書類の自動生成など、「経理に詳しくない人が最低限やりきる」ためのUXに特化しています。

規模感で言うと、freeeは個人事業主・小規模法人に強く、マネーフォワードは従業員10名以上の法人に強いという印象です。これは機能差というより、設計思想の違いによるものです。

清算経理担当者

freeeとマネーフォワードで迷っているんですが、正直どっちがいいんですか?

アドバイザー

「経理担当者がいるならマネーフォワード、経営者が一人でやるならfreee」が基本的な選び方です。ただし、どちらも無料トライアルがあるので両方触ってみて「自分が使いやすい方」を選ぶのが一番後悔が少ないです。機能の差より「操作に慣れるか」の方が長期的には重要です。

向いている会社・向いていない会社

マネーフォワードクラウド会計が向いている会社

  • 経理担当者がいる、または簿記の知識がある経営者が使う
  • 複数の銀行口座・クレジットカードを使っていて、連携の幅を重視する
  • 部門別・プロジェクト別に損益を管理したい
  • 給与・勤怠・経費など他のマネーフォワードサービスと連携して使いたい
  • 顧問税理士がマネーフォワードに対応している

マネーフォワードクラウド会計が向いていない会社

  • 経営者が一人で経理をやっていて、簿記の知識がほとんどない
  • できるだけシンプルに使いたい・設定に時間をかけたくない
  • 個人事業主または従業員5名以下の超小規模事業者
  • 経費のレシート管理・スマホからの入力を中心に使いたい

よくある質問

freeeからマネーフォワードに乗り換えることはできますか?

できます。CSVでデータをエクスポート・インポートする形になります。ただしデータ移行の手間が発生するため、期首のタイミングで乗り換えることをおすすめします。期中での移行は年度初めからのデータを移し替える作業が複雑になるため、税理士と一緒に確認しながら進めると安全です。

税理士がいなくても使えますか?

使えます。ただしfreeeと比べると簿記の知識がある程度必要なため、税理士がいない場合はfreeeの方が入りやすいケースもあります。簿記3級程度の知識があれば問題なく使えます。

複数法人を管理できますか?

法人ごとに契約が必要ですが、同一アカウントで複数法人を切り替えて管理できます。グループ企業を持つ経営者に活用されているケースが多いです。

スマホアプリはありますか?

iOS・Android両対応のアプリが提供されています。基本的な経費入力・残高確認はスマホから可能ですが、複雑な操作はPC版の方がやりやすい設計になっています。

まとめ——経理担当者がいる中小企業には有力な選択肢

マネーフォワードクラウド会計は、経理担当者がいる中小企業が月次決算・財務管理を効率化するツールとして、現在の選択肢の中でトップクラスの完成度を持っています。

2,500以上の金融機関連携・AI自動仕訳・部門別損益管理——これらは実務でそのまま使える機能として完成されています。月2,980円のSmall Businessプランから始められて、1ヶ月の無料トライアルもあるので、まず触ってみるハードルも高くありません。

「簿記の知識がある経理担当者がいる」「複数口座のデータを自動で一元管理したい」「バックオフィス全体をマネーフォワードで統一したい」——この3点のうち1つでも当てはまる会社には、試す価値が十分あります。

  • 顧問税理士にマネーフォワードへの対応可否を確認する
  • 1ヶ月無料トライアルに申し込んで、実際の銀行口座を連携して操作感を確認する
  • 部門別損益管理が必要かを確認して、Small BusinessかBusinessかを事前に決める
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